8/17 CSL第09節デッツォーラ島根を見てきました
(´・ω・`)書きたいことは沢山ありますが、現状のみ取り急ぎアップします。また、ある程度まとまったら大幅加筆する予定です。
CSL天王山 デッツオーラ島根VSファジアーノ岡山ネクスト
中国サッカーリーグの天王山であり、首位決戦でもあったこの試合。デッツオーラ島根、ネクスファジ、レノファ山口の三者が、中国リーグの地域決勝枠1を争う上でも大変重要な試合でした。
下は、8月11日時点の順位表ですが、CSLは試合の消化日程がチームごとに異なるためあくまで暫定順位であることに注意が必要です。特に注目されるべきは、”残り試合で全て勝点3を獲得した場合の「最大勝点」”です。
優勝の可能性は3クラブ
8月11日時点で優勝の可能性があるのは、獲得勝点が40でトップのデッツと、最大勝点が40を超える可能性のあるネクス、レノファの3クラブしかありません。
ここでネクスが負けると、勝点では「デッツ43、ネクス:33」で勝点差10。残試合数の差2試合分勝ったとしても、勝ち点差4となり大変優勝は厳しくなります。また、ネクスの最大勝点は(51-3→48)となりデッツが残り4試合で勝点5(1勝2分け以上)であれば優勝の目はなくなります。
対して、ネクスが勝つ場合、勝点では、「デッツ:40、ネクス:36」で勝ち点差4。残試合数が2試合分の勝ちを積むことができれば、デッツを勝点で2上回ることが可能です。
ネクスとしてみれば、2試合で勝点6を積むことが至上命題ではありますが、デッツの独走を阻みマッチレースに持ち込むことが可能となります。
- CSL2013順位表(2013年8月11日時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 | 消化試合 | 残試合 | 最大勝点 |
1 | DezzollaShimane | 40 | 58 | 14 | 4 | 52 |
2 | ファジアーノネクスト | 33 | 31 | 12 | 6 | 51 |
3 | レノファ山口 | 33 | 29 | 15 | 3 | 42 |
4 | 松江シティ | 22 | 5 | 14 | 4 | 34 |
5 | 富士ゼロックス広島 | 20 | -15 | 15 | 3 | 29 |
6 | NTN岡山 | 18 | -11 | 15 | 3 | 27 |
7 | 佐川急便中国 | 13 | -17 | 15 | 3 | 22 |
8 | SRC広島 | 13 | -31 | 15 | 3 | 22 |
9 | 三菱自動車水島 | 12 | -10 | 15 | 3 | 21 |
10 | JXエネルギー水島 | 1 | -39 | 14 | 4 | 13 |
要は、この試合に勝てば、大きな余裕はないものの独走状態のデッツを優勝レースに引きずり込んだ上に、アウェイデッツ戦を引き分ける余裕ができる。
負ければ地域リーグの優勝がほぼなくなり、ネクスは全社での地決枠獲得を目指さねばならない。という大変厳しい状況に追い込まれる。
そんなシリアスな試合だったのです。
試合結果
ファジアーノ岡山ネクスト | [2-0] | デッツオーラ島根 |
[35min]藤岡 | 1-0 | |
[90min]幡野 | 2-0 |
この結果、CLSの順位表は以下のようになりました。*1
- CSL2013順位表(2013年8月17日 ネクスVSデッツ戦終了時)
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 | 消化試合 | 残試合 | 最大勝点 |
1 | DezzollaShimane | 40 | 58 | 15 | 3 | 49 |
2 | ファジアーノネクスト | 36 | 31 | 13 | 5 | 51 |
3 | レノファ山口 | 33 | 29 | 15 | 3 | 42 |
4 | 松江シティ | 22 | 5 | 14 | 4 | 34 |
5 | 富士ゼロックス広島 | 20 | -15 | 15 | 3 | 29 |
6 | NTN岡山 | 18 | -11 | 15 | 3 | 27 |
7 | 佐川急便中国 | 13 | -17 | 15 | 3 | 22 |
8 | SRC広島 | 13 | -31 | 15 | 3 | 22 |
9 | 三菱自動車水島 | 12 | -10 | 15 | 3 | 21 |
10 | JXエネルギー水島 | 1 | -39 | 14 | 4 | 13 |
ネクス、デッツが仮に残り試合を全て勝った場合、最終節のネクスVSデッツまさに優勝決定戦となります。このケースでは、ネクスが引き分け以上であれば中国リーグ優勝。ひいては地域決勝出場枠を獲得することに。
ただし、デッツの残り試合は、最終節のVSネクスに加え、VSレノファ、VS松江シティと、現在のリーグ2-4位という相当ハードな対戦相手となっております。まだ波乱の余地のある中国リーグだと言えるでしょう。
ともあれ、逆に負けや引き分けであれば非常に困難な状況に陥っていたわけで、本当に重要な一戦に勝つことが出来たことを今日のところは素直に喜びたいと思います。
試合経過
試合時間*2 | 試合経過 | 備考 | |
前半 | 35 | 1-0 | #40 藤岡浩介*3 |
後半 | 52 | 退場 | デッツ#10 隅田航 退場*4 |
60 | 交代:ネクス | #43 呉大陸→#32竹内翼*5 | |
65 | 交代:デッツ | #5 河村旬記→#22中島ファランパリス*6 | |
70 | 交代:ネクス | #16 金光栄大→#47田中雄輝*7 | |
80 | 交代:ネクス | #33 飯田涼→#58板野圭竜*8 | |
82 | 交代:デッツ | #9 中田健太郎→#17 中野翔太*9 | |
90 | 2-0 | #41 幡野貴紀*10 |
*1:手元集計
*2:手元での計測なので、公式記録との差異が出る場合があります
*3:右からのCKをうまく相手のDFの前に体を入れた藤岡が、ニアサイドからヘッドで待望の先制点。藤岡はCSLで6点目となるゴール
*4:ネクス#27 新中に対するファールで一発で退場。中盤でボールを取られた隅田が、ボールを取り返しに行った結果、後ろからのタックルとなったため、レッドカードの判定か。直接削られたわけではないが着地時に新中は足を捻った模様
*5:右WBの大陸を下げ、ケガあけの竹内翼シャドーストライカーの位置に投入。右WBには新中がシャドーから下がる格好に
*6:右SBの#5河村に代え、#22の中島ファランパリスを投入
*7:左CBの金光を下げ、左WBの坂本を左CBに。田中雄輝は、左WBのポジションに。消耗の激しいWBにフレッシュな選手を入れることでサイドアタックの活性化を計る
*8:シャドーの飯田を下げ、右WBに圭竜投入。右WBに入っていた新中は、シャドーへポジションを移行
*9:一人退場者も出しながらも精力的な動きで中盤のスペースをケアしていた#9の中田が足を攣りここで無念の交代。危機察知能力に優れた厄介な選手でした。
*10:左からの新中の折り返しをタイミング良く飛び込んだ幡野がゴール。後半ロスタイムに試合を決定づける2点目。タイミングよくゴール前に走りこんで、ワンタッチでのゴールは幡野の持ち味の出たらしいゴール